このクラスでは 4点の作品を作ります。
作品1点につき制作にかかる時間の目安は1時間〜2時間程度です。
欠けた器の直し方
ヒビの直し方
割れた器の直し方
大きな欠けや割れの 直し方
こんなことを学びます
もしも、金継ぎの方法を知っていたら
陶芸教室で初めてつくった小皿。旅行先で買った記念のマグカップ。家族団らんの思い出がつまった大皿。割れたり、欠けてしまうと途端に使えなくなってしまうこと、ありますよね。そんな時に「金継ぎの方法を知っていたら」と多くの方が考えることでしょう。
情報が溢れる現在では、本物の金継ぎが一体どのようなものなのか道に迷う方も大勢いらっしゃいます。
接着剤ではなく、本物の漆や金、銀を使って大切な器を直し、そして使い続けるチャンスです。漆を扱う注意点と基本作業をマスターすることで、自宅でゆっくり作業ができるポイントを紹介します。
まずは欠けた器を直しましょう
まずは器のダメージとして一番多い“欠け”の直し方を説明します。基本となる作業ですので、道具の扱い方や仕上げ方法を細かく紹介します。
ここでのポイントは、欠けの充填材料である錆漆と研磨の仕方です。基本を押さえて、まずはひとつ目のお直しを完成させましょう。
割れた器を蘇らせる技を教えます
Chapter4ではリクエストの多かった割れた器の直し方を説明します。割れを接着する際に使用する漆の接着材“麦漆”は、その練り方で接着の強度が変わってしまいます。
練り方や接着時のポイントを紹介します。
欠け、ヒビ、割れの直し方では、それぞれアプローチの仕方が異なり、注意点も変わってきます。
今あなたが金継ぎしようとしている器のダメージをしっかりと把握し、傷のひとつひとつに適切な処置を行い、蘇らせましょう。
カリキュラム
クリエイター紹介
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クリエイターインタビュー
Q. 金継ぎを始めたきっかけを教えてください!
A. 小さいころから金継ぎされた器や花器を見て育ちました。蒔絵の師匠の元へ弟子入りさせて頂けたことがきっかけで漆に夢中になり、東日本大震災をきっかけに本格的に金継ぎを始めました。
Q. このクラスを通して受講生の方々にどんな経験をして欲しいと思いますか?
A. 金継ぎの作業に没頭することで、仕事や日常のあれこれから頭を切り替えることが出来ます。無心な時間を体験してほしいです。
Q. 受講生の方々に一言お願いします!
A. お友達の器を直したり、自分が直した器を皆さんにお披露目したりと、一生楽しめる趣味になると思います。ここでは実際に金継ぎをするために役立つ基本的知識やノウハウを盛り込みました。金継ぎを通し、ものとの触れ合いや心豊かな時間を過ごして頂けたら嬉しいです。