このクラスでは 4点の作品を作ります。
作品1点につき制作にかかる時間の目安は1時間〜2時間程度です。
欠けた器の直し方
ヒビの直し方
割れた器の直し方
大きな欠けや割れの 直し方
こんなことを学びます
もしも、金継ぎの方法を知っていたら
陶芸教室で初めてつくった小皿。旅行先で買った記念のマグカップ。家族団らんの思い出がつまった大皿。割れたり、欠けてしまうと途端に使えなくなってしまうこと、ありますよね。そんな時に「金継ぎの方法を知っていたら」と多くの方が考えることでしょう。
情報が溢れる現在では、本物の金継ぎが一体どのようなものなのか道に迷う方も大勢いらっしゃいます。
接着剤ではなく、本物の漆や金、銀を使って大切な器を直し、そして使い続けるチャンスです。漆を扱う注意点と基本作業をマスターすることで、自宅でゆっくり作業ができるポイントを紹介します。
まずは欠けた器を直しましょう
まずは器のダメージとして一番多い“欠け”の直し方を説明します。基本となる作業ですので、道具の扱い方や仕上げ方法を細かく紹介します。
ここでのポイントは、欠けの充填材料である錆漆と研磨の仕方です。基本を押さえて、まずはひとつ目のお直しを完成させましょう。
割れた器を蘇らせる技を教えます
Chapter4ではリクエストの多かった割れた器の直し方を説明します。割れを接着する際に使用する漆の接着材“麦漆”は、その練り方で接着の強度が変わってしまいます。
練り方や接着時のポイントを紹介します。
欠け、ヒビ、割れの直し方では、それぞれアプローチの仕方が異なり、注意点も変わってきます。
今あなたが金継ぎしようとしている器のダメージをしっかりと把握し、傷のひとつひとつに適切な処置を行い、蘇らせましょう。
【キットに関するお知らせ】
本クラスの織機が含まれたキットは、大変ご好評につき、現在商品の調達が遅延しております。
つきましては、誠に勝手ながら2022年10月31日より販売を休止させていただきます。
販売再開の日程につきましては、改めてご案内申し上げます。
在庫の安定的な共有を目指し、一層の強化を努めます。何卒ご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
【オールインワンキット】
- 金粉(消し粉)0.1g:0.1gで2mm幅を約10~20cmほど描くことが出来ます
- 銀粉(消し紛)1g
- 面相筆:基本となる太さの筆
- 細筆:細い線を描く筆
- あしらい毛棒:金・銀粉を蒔く際に使用する
- 砥の粉:漆の充填材料”錆漆”の材料
- トクサ:研磨材
- バフレックス:研磨材
- 漆皿:漆を出る皿
- タイル(定盤):練る時に使用する板
- プラスティックヘラ 2個
- 生漆・黒漆・弁柄漆 各20g
- テレピン油:漆を薄める油
- ダイヤモンドヤスリ:ヒビを直す際に使用する
【ご自身でご用意いただくもの】
- 器(ヒビ・欠け・割れのある物)
- 植物性油(オリーブオイルなど)
- アルコール(工業用・燃料用)
- スポイト
- デザインカッター:カッターの刃はしっかりしたもの
- 小麦粉:強力粉がよい
- ゴム手袋:使い捨てできるもの
❗キットに関する注意事項
- 写真はイメージです。キットの調達状況により、実際にお手元に届くキットが写真のデザインや色と異なる場合があります。クラスの受講には影響がございませんが,必要な場合には別途でご案内いたします。
- 万が一、キットに問題があった場合は、受取日から1週間以内にご連絡があった場合に限り対応が可能です。あらかじめご了承ください。
- キットによって配送業者が異なりますので、配送業者・配達日の指定はそれぞれ承っておりません。
- 住所不明や長期不在によりキットが返送された場合、または配送途中の届け先変更による再発送には手数料が発生します。
- 「発送後」のお届け先変更は、直接配送業者に連絡し変更を行っていただく必要がございます。
- キットは入金確定後、24時間内に発送手続きを行い、この時点からキャンセル・変更には手数料が発生します。
- 配送状況、手数料の確認はお問い合わせ先へご連絡ください。
- キット配送は注文日から営業日基準最大で2週間程度掛かることがあります。ご了承ください。
カリキュラム
クリエイター紹介
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クリエイターインタビュー
Q. 金継ぎを始めたきっかけを教えてください!
A. 小さいころから金継ぎされた器や花器を見て育ちました。蒔絵の師匠の元へ弟子入りさせて頂けたことがきっかけで漆に夢中になり、東日本大震災をきっかけに本格的に金継ぎを始めました。
Q. このクラスを通して受講生の方々にどんな経験をして欲しいと思いますか?
A. 金継ぎの作業に没頭することで、仕事や日常のあれこれから頭を切り替えることが出来ます。無心な時間を体験してほしいです。
Q. 受講生の方々に一言お願いします!
A. お友達の器を直したり、自分が直した器を皆さんにお披露目したりと、一生楽しめる趣味になると思います。ここでは実際に金継ぎをするために役立つ基本的知識やノウハウを盛り込みました。金継ぎを通し、ものとの触れ合いや心豊かな時間を過ごして頂けたら嬉しいです。